宙と生活

宙の風景の記憶をたどって。「宙フェス2014~2017の軌跡」

【宙と生活編集部】

2014年10月4日。
「上を向いて遊ぼう!」を合言葉に、京都嵐山・法輪寺にて「宙フェス」は誕生しました。

初年度から紆余曲折を経つつも毎年秋ごとに開催を重ね、京都嵐山の秋の恒例イベントとして少しづつ認知されるようになった宙フェスも、今年でついに5年目。

毎年、複数のカメラマンに携わっていただきフォトジェニックな会場の様子を撮影してきましたが、あらためて見直してみると毎年の宙の景色の違いに驚かされます。

そこで今回は開催年ごとの概要と合わせて、宙フェスオフィシャルカメラマンによる宙の風景の記憶をたどってみました。

刻々と変化する夕焼けと宙ミュージックのミラクル。
「宙フェス2014」のソラ

開催日:2014年10月4日(土)
会 場:京都嵐山・法輪寺 ※共催イベント各地
動員数:およそ3000人

初回の「宙フェス」は、なんと音楽イベントでした!篠原ともえさんをMCに迎え、特設ステージにて、orange pekoe、Rake、空中ループなど宇宙や星空に縁の深いミュージシャンのライブを開催。そこに、天文学者や声優も加わり、不思議な盛り上がりとなりました。

ライブステージとなった展望台にはドラマチックな夕焼けが広がり、宙ミュージックとの奇跡のようなコラボレーションが。

またクラフトブームに先駆けて、星や宇宙がテーマの人気クラフト作家さん達に参加いただいたことで、宇宙柄ファッションやアクセに身を包んだ女子もチラホラ。新しい何かが誕生する予感がありました。 

大宮エリーのあたたかな詩と月灯りが降り注ぐ夜。
「宙フェス2015」
のソラ

開催日:2015年9月26日(土)
会 場:京都嵐山・法輪寺 ※共催イベント各地
動員数:およそ4000人

この年からステージ名を「宙トーク」とし、MC篠原ともえさんや天文学者、星空の写真家等によるトークショーなどの音楽にこだわらない様々なステージショーが始まりました。

夕暮れからの大宮エリーさんによる詩の朗読では、あたたかな詩の言葉が優しく法輪寺会場を包みこみ、感動で涙する人の姿も。優しい月灯りが降り注いだこの夜は、集まった人々が同じ価値観で繋がったような不思議な一体感が生まれました。

また後に定番となった「宙ガールファッションコンテスト」「小山宙哉オフィシャルストア」「ウェザーニュースのソラヨミクイズショー」などはこの年に始まりました。

いにしえの宙への思いと現代の時間が交差する。
「宙フェス2016」のソラ

開催日:2016年10月9日(日)
会 場:京都嵐山・法輪寺、小倉百人一首ミュージアム時雨殿、大堰川沿岸
     ※天体観測会は阪急、嵐電各駅前
動員数:およそ4000人
テーマ:「COSMIC TRIP」

この年は法輪寺会場の他に、渡月橋を挟んで対岸にある「小倉百人一首ミュージアム時雨殿」がサブ会場になり、その間をお月見船「嵐響夜舟」が行き交う壮大な仕掛けを展開。(残念ながら、数日前の雨の影響による増水で嵐響夜舟は中止になりました)

歌人の天野慶さんによる「宙短歌のワークショップ」や、百人一首に詠まれた宙の短歌をトークで深く掘り下げるなど、いにしえの人々が愛した宙や月の魅力にも注目。

雅楽奏者・東儀秀樹さんによるミニライブも開催され、京都・嵐山らしい歴史文化と現代的な宙の楽しみ方が交差する、魔訶不思議な空間が生まれました。

エンディングは巨大な月の出現!
「宙フェス2017」のソラ

開催日:2017年10月8日(日)
会 場:京都嵐山・法輪寺、阪急嵐山駅駅前広場、大堰川沿岸 ※共催イベント各地
動員数:有料入場者数およそ6000人
テーマ:「ここにしかない景色」

2017年は、阪急駅前広場も会場になった他、地域の皆さんのご協力もあり嵐山全体がイベント会場かのような雰囲気になりました。

「ここにしかない景色」をテーマとした会場は、惑星や宇宙がモチーフの和紙製オブジェやキラキラ光るミラーボール、青と白の提灯飾りなど、宙フェスでしか体験できないオリエンタルコズミックな空間を演出。

参加者がお気に入りの星や宇宙柄の洋服で参加する風景もすっかり定番となり、「上を向いて遊ぼう!」という新しい提案が、多くの方に認知され、受け入れてもらえたことを運営側が強く感じることができた、一体感のあるイベントになりました。

ステージでは大宮エリーさん、KAGAYAさん、石井ゆかりさんなど人気の出演者が楽しいトークを展開しましたが、最後の主役はイベントのエンディングを待っていたかのように雲から現れた大きなお月様でした!

以上、宙フェス会場からの宙の軌跡でした。
「宙フェス2018」ではどんな宙の風景が私たちを楽しませてくれるでしょうか。
「宙フェス2018」会場のソラを、私達と一緒に体験してみませんか?


テキスト:KARAKUSADO
写真:酒井修平・成田直茂