宙と生活

はるまきごはん独占インタビュー vol.2  「月が3個浮かんでる星もあるかもしれない。そんな表現が好きです。」

【宙と生活編集部】

星や宇宙をモチーフにした楽曲をはじめ、イラストやアニメーションなどの多彩な才能を発揮する話題のクリエイター「はるまきごはん」。

「宙フェス2019」のメインビジュアルを担当したはるまきごはんさんに、作品に込められた宇宙への想いや、創作のこだわりについてお話をお聞きしたインタビュー第二弾をお届け!

vol.1はこちら!


青に関しては好きだから…としか言いようがない

――編:はるまきごはんさんといえば、「はるまきブルー」と呼びたくなるような青い世界の風景イラストやアニメーションが印象的ですが、青色に対するこだわりや好きな理由などはありますか?

MVにも印象的な青の風景がたくさん登場する

 

はるまきごはん:青に関しては好きだから…としか言いようがないですね。

僕がMVのアニメーションを作る時は、僕が好きな景色をひとつ切り取って、その世界を拡張して広げていくような感じで作っています。その景色の中でも夕焼けが沈んだ後の、空が一瞬だけ青くなる…あの光景が僕の一番好きな時間帯なんです。昼と夜の狭間みたいな、あの空の色が好きで。だからMVを作る時にも自然と、僕が一番好きな青の時間の景色が印象的になっているのかもしれない。

あと青って他の色を置いた時に、受け止めてくれるんです。青の上に黄色を置いても合うし、緑も合うし、赤も合う。いろんな色を包み込む力があると思うので…そういう懐の深さも、青が好きな理由のひとつだと思います。

――編:好きな風景を描く際には、例えば気に入った風景写真を撮りためたり、何か参考にされているでしょうか?

はるまきごはん:絵を描くときのイメージは、実際見た風景を元にしたり、写真を参考にすることもありますが、それよりも自分で好きな景色を練成するというか…練り上げる事が多いですね。

僕、結構人よりもたくさん眠るんですけど…夢の中でめちゃくちゃきれいな景色を定期的にみるんです。でも夢の景色って実際に見たり行ったりした場所じゃない。夢の景色の方が現実で見るよりも、すごい景色に出会うことが多いです。

――編:新しいアルバムは夢をテーマにされていますね。

2018年にリリースされたアルバム「ネオドリームトラベラー」は夢がテーマ

 

はるまきごはん:夢は本当に自分の中でも重要な気がします。よく寝るし、夢は本当に毎日と言っていいほど見ています。そういうところから作っている部分はあるかもしれません。

日常や、身近なところにも宇宙はある。

――編:はるまきごはんさんにとっては、夢もひとつの宇宙なのかもしれませんね。

はるまきごはん:宇宙って僕たち人間にとってはとても大きくて広いけど…実はめちゃくちゃ小さいという考え方もあるじゃないですか。だから「遥か遠い宇宙」というような感じばかりじゃなくて、日常の中とか、人間関係の中とか、自分の中にも宇宙があるっていう考え方はすごく好きです。そんな身近で不思議な宇宙を僕は表現したいなと思っています。

――編:はるまきごはんさんのイラストは地球の風景にも見えるけど、どこか知らない星にも見えるような、ファンタジーと現実が混ざり合うような雰囲気があります。

はるまきごはん:地球には月がひとつしかないですけど、宇宙のどこかに、めちゃくちゃ大きな月が3個浮かんでいる星があって、そこに生き物が暮らしているかもしれない。そんな表現がすごく好きで…。そういう空を描くと、言葉で説明しなくても「これは地球じゃないな」ってちゃんと想像してもらえます。そんな風に空想の世界を取り入れる感じが好きなんです。

――編:ストーリーがあってとても想像力がかきたてられます。

宙フェスのメインビジュアルも京都っぽさはしっかり伝わるのに、幻想的な世界感で…。宙フェスのメインビジュアルでは2案出していただいたのですが…もう1案も魅力的で、決めるのにとても悩んでしまいました!

はるまきごはん:この絵は改めてどこかで発表したいなって思っているので、また楽しみにしていてください!

宙フェスメインビジュアルで使われなかったラフ案。またどこかで登場するかも…⁉

 

はるまきごはんさんオススメの宙カルチャー4選!

――編)最後に、はるまきごはんさんがイチオシの宙のカルチャーをご紹介ください!

はるまきごはん:映画のオススメは有名な作品だと「インターステラー」は好きです。この映画は作り手の描きたい考え方や思想をすごく感じるので、そこが好きな作品です。高校生の頃は近所のレンタルビデオ店のSFコーナーを左から順番に借りて見ることをよくしていました。

音楽でいうと日常のスケール感で宇宙を描かれている「sasakure.UK」さんです。中学生の頃から何度も繰り返し聞いていて、「カンパネルラ」や「アンチグラビティーズ」などがMVを含めて特に好きな作品です。

あと「BUMP OF CHICKEN」さんの「orbital period」というアルバム。このアルバムの宇宙の世界観は僕の大きな原体験になっていると思います。

イラスト周りだと、pixivでとても人気のあるイラストレーター「コーラ」さん。気が遠くなるほど描き込みがされていて…こんな宇宙をいつか見てみたいと思わされますね。

――編)はるまきごはんさんならではの、素敵な宙のカルチャーをご紹介いただきありがとうございます!どれもとても興味深いです。

今回は色々と楽しいお話をお聞かせいただきありがとうございました。

はるまきごはん:ありがとうございました!

はるまきごはんさんがメインビジュアルを手掛けた「宙フェス2019」のポスターは、9月中旬ごろより阪急電車梅田駅や阪急電車京都線の各駅、嵐山周辺にもたくさん登場する予定です!皆さんもぜひ楽しみにしていてください!

(END)

 


 

はるまきごはん
Musician / Illustration / Animation
札幌に生まれる
スープカレーが好き

site:  https://harumakigohan.com
Twitter:@harumaki_gohan https://twitter.com/harumaki_gohan
Youtube: https://www.youtube.com/c/harumakigohan


テキスト:宙と生活編集部